【iPhone】リンゴループで起動しなくなったiPhoneを復活させる方法

iPhoenに起こる厄介な問題「リンゴループ」,「iPhone”iPhone”を復元できませんでした。不明なエラーが発生しました。」にはまってしまい試行錯誤を余儀なくされてしまったので、状況を整理しておこうと思います。

この状態に陥ったのは液晶を破損したiPhone5を自力で液晶パネルの取替えまで行った直後のことで、その後の処置がダメだったらしく、世間で「リンゴループ」と呼ばれているアップルマーク表示状態からいくら待っても先に進まない状態に陥りました。
そして、その後リカバリ操作を実施するも「iPhone”iPhone”を復元できませんでした。不明なエラーが発生しました。(xxxx)」というエラーが発生してしまい、今度はiTunesの接続マークから先に進めないという更なる深みにはまってしまいました。

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リンゴループへ

はじまり

そもそも、事の発端はiPhone5を修理する際に部品調達や下調べなど時間を要してしまい、修理途中でiPhone7に乗り換えてしまった事に始まります。
この新しいiPhone7に移行する際に元のバックアップファイルを残しておけばよかったのですが、あまり深く考えずに基のiPhone5のバックアップからiPhone7の初期化を行った後、そのままバックアップを行ってしまいiPhone5のバックアップデータに上書きしてしまいました。
この時点ではiPhone5の事を考えておらず、iPhoen7が使用できるようになって安心していたのですが、後になって液晶パネルの交換が完了したiPhone5をそのまま眠らせておくのも勿体無いと思い立ちiPhone7の予備機として環境設定をしておこうしました。

新機種のiPhoneのバックアップファイルで旧機種を初期化する

少し冷静に考えると問題が起きないか疑問を持ちそうな操作ではありますが、特に制限を設けられているわけでもないうえ、その時はバックアップがiPhone7のものである事を意識しておらず何気なくやってしまった感じです。
操作に関しては至って普通です。
(1)iTunesを起動してPCにiPhoneを接続
(2)iTunesのiPhone画面にある「バックアップを復元…」をクリック
(3)iPhoneが再起動するとアップルマークを表示したままになり起動できず

iPhoneの状態は人それぞれでしょうから、この手順が必ずこういった結果になるとは限らないのだろうとは思いますが、結果的にはバックアップの復元処理に失敗してしまい、あえなく「リンゴループ」に陥ってしまいました。

リンゴループからの脱出

まずリンゴループに陥った場合の対処法として知られる方法を試します。

一旦セーフモードで起動する

セーフモードとは必要最低限のOS機能を使用して起動するモードです。
このモードで一旦起動する事により起動に必要な設定が初期化され正常に起動するようになる場合があります。
因みにセーフモードで起動する操作は次のようになります。
(1)電源ボタン長押しでiPhoneの電源を落とす。
(2)音量(+)ボタンを押しながら電源ボタンを押す。
しかし復活せず。

simを抜いて起動する

あまり関係ない気はしましたが一応やってみました。
しかし、状況は変わらず。

復元処理をあきらめて初期化へ

通常のバックアップからの復元に失敗している状態ですので、もう初期化するしかありません。
この状態から初期化するにはiPhoneをDFUモードという状態にすることから始めます。
(1)iTunesを最新バージョンにアップデートする。
(2)復活したiPhone5をiTunesに接続
(3)DFUモードに入るためにiPhoneの電源ボタンとホームボタンを長押し(10秒)する。
(3)iPhoneの画面が消えたらホームボタンだけを継続して長押しする
(4)DFUモードに入るとiTunesに「リカバリモードのiPhoneを見つけました」が表示されるのでOKをクリックする
(5)iTunesの画面に表示されている「iPhoneを復元…」をクリック
(6)工場出荷時に戻しても良いかの確認ダイアログが表示されるので「復元と更新」をクリック。

(7)処理がどこまで進んだのかは良くわかりませんが、正常に完了せずに「iPhone”iPhone”を復元できませんでした。不明なエラーが発生しました(4013)。」が表示されてしまいました。

さらに状況が悪化

DFUモードでの復元にも失敗してしまいましたが、何か状況が変わっていないか確認してみます。
電源ボタンの長押しで電源をOFFし、普通通り電源ボタン長押しで起動してみます。
すると出ました、iTunesへの接続要求画面です。

ついに起動のプロセスにも入れない状態になってしまいました。
この後、何度かDFUモードでの復元をリトライしてみるも出るエラーこそ若干変化するものの、その後起動しようとするとiTunesへの接続要求画面から脱出する事はできませんでした。
ちなみにこのときに出たその他のエラーは
「iPhone”iPhone”を復元できませんでした。不明なエラーが発生しました(4005)。」

「iPhoneソフトウェア更新プログラムサーバーに接続できませんでした。不明なエラーが発生しました(-18)。」

DFUモードで最新ファームに更新しようとして失敗してしまう状況なので、この時はお手上げでした。従ってこの後しばらくこのiPhone5は放置される事になります。

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iTunes接続要求画面とリンゴループからの脱出

iPhone5の復元に失敗してから暫く経ったある日、iPhone7に新しいiOSのアップデート通知が届きました。
そこで、早速iPhone7のOSアップデートを実施しているとiOSのマイナーバージョン(2つ目の番号)が変わっている点が目に付きました。
以前DFUモードから復活させようとしていた時は3つ目のメンテバージョンが違うもので更新しようとしていたので、「もしかして・・・」との思いで再度DFUモードで更新を実行。すると見事、無事に更新が完了しました。

iPhoneは設定含め全て初期化されている状態ですので、そのままiTunes上で新しいiPhoneの設定手続きに応じて、以前とってあったiPhone7のバックアップを復元しなおし、iPhoneが再起動すると今回は無事に起動する事ができました。

まとめ

この手のiPhoneの障害は表面上同じような症状に見えてもなかなか同じ手順で復帰しない場合があったりして悩まされる事になります。今回は新しいマイナーバージョンのiOSで初期化するという方法で復活する事ができましたが、通常障害が発生したiPhoneをOSのバージョンアップまで放置しておける状況はそうある訳ではないようにも思えます。しかし、今回のケース同様この障害を期にiPhoneを買い換えて古いiPhoneを放置している方は試してみる価値はあると思います。
そして復活させた古いiPhoneも有効活用しましょう。

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