桜の名所2019【関東】東京都 小石川後楽園 あでやかなシダレザクラの庭は往時の風情を色濃く残す宝


浜離宮恩賜庭園とならんで特別史跡及び特別名勝に指定されている全国でも数少ない庭園です。
庭園としての完成は徳川光圀の時代で中国的な趣向が見て取れる造りになっており、その当時の大名庭園のスタイルがよく残されています。
また、下記の桜の時期は開園時間が若干延長されます。

※2019年はまだ発表されていません
発表次第更新いたします

2018年03月17日(土)~2018年04月05日(木)
09:00~18:00
※最終入園時間は17:30

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小石川後楽園の桜

サクラは入口付近に植えられている馬場桜という樹齢70年弱になる銘木のシダレザクラを含む5本のシダレザクラや、大泉水を囲むソメイヨシノなどがあり、庭園ということもあって視界に入る景色は美しい造りになっています。

小石川後楽園の見どころ

シダレザクラ


現在、園内一番の銘木のシダレザクラは樹齢70年弱。その前は樹齢が100年を越す古木が植わっていたそうです。

大泉水

見る位置によって様々な景色を見せる代表的な池です。
基本的には琵琶湖の景色を模しており、その景観の一つとして岩を配置する事で模した竹生島が造られていたりします。昔はその景色を眺めながら舟遊びに興じられたたとのこと。

大堰川

京都嵐山の大堰川を模しており渡月橋なども配されています。
上流の木々の中は紅葉の景色で有名な通天橋があります。こちらも京都の東福寺の通天橋を模しているらしいのですが、東福寺の通天橋のように切妻屋根はありません。

円月橋

綺麗な半円形の橋で水面に映る橋の影とあわせて満月のように見えることからこのような呼称が付けられているとの事です。

稲田


庭園内に稲田という珍しい景色ですが、模した景色ではなく現在も本当に稲を栽培しています。
この稲田は光圀があととり綱条の奥方に農民の苦労を教えるために造ったものとされており、元来単なる景色として造られたものではなかったようです。

小石川後楽園の施設

涵徳亭(かんとくてい)

集会場として昼/夜の区切りで間貸しされる施設ですが、予約がはいっていない場合には昼に弁当、抹茶&甘味、軽食を提供する「お休み処」としての利用ができます。
お休み処として利用できる日には西門入口や涵徳亭前に看板が出されます。
集会場として利用する際には予約が必要です。

営業時間: 昼の部(12:30~16:00)
夜の部(17:00~20:30)
予約方法: (1)サービスセンター窓口
(2)電話(03-3811-3015)
※利用日の6ヶ月前の翌日から仮予約を受付
定員: (1)広間(椅子席) 40名
(2)円月・不老・蓬莱(椅子席) 各15名
(3)別間(和室15畳) 20名
(4)日本間(和室8畳) 10名
※定員以内での利用に限られます。
使用料: (1)広間 5,800円
(2)円月・不老・蓬莱 2,100円
(3)別間 3,900円
(4)日本間 2,100円
※使用料は利用前月15日までに、サービスセンター窓口で支払う必要があります。
問い合わせ先: お休み処の営業予定など:03-3811-3015
料理など:涵徳亭の料理屋「美都屋」(電話 03-3815-2480)まで

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小石川後楽園 基本情報

所在地: 東京都文京区後楽一丁目
開園時間: 09:00 ~ 17:00 (入園は16時30分まで)
休園日: 年末年始(12月29日 ~ 翌年1月1日)
入園料: 一般 300円
65歳以上 150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
備考: ペットの入園禁止
アクセス: 都営地下鉄大江戸線「飯田橋」(E06)C3出口下車- 徒歩3分
JR総武線「飯田橋」東口下車 – 徒歩8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」(T06・Y13・N10)A1出口下車- 徒歩8分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」(M22・N11)中央口下車 – 徒歩8分
駐車場: なし。

小石川後楽園 まとめ

都心にあるため、現在では近代建造物も見える景色となってしまっていますが、山、湖、河、田という多種にわたる日本古来の風景を残す貴重な庭園です。
春であれば、桜の後は藤棚も綺麗ですし、秋の紅葉も鮮やかで美しく四季折々の美しさがあります。交通機関でのアクセスもよいので何かのついでにでも立ち寄ってみるのもよいかもしれません。

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