最近では大人の方がはまっている感のある昆虫採集ですが、子どもにももちろん人気です。
最近では、三重県津市立橋北中学校に通う中学一年生の西川充希(にしかわ みつき)くんが研究した「コンビニ昆虫2015 虫が集まるコンビニと集まらないコンビニの違い」は研究内容と標本がとても素晴らしいと話題を呼びました。
男の子にとって昆虫採集はとても魅力がありますし、夏休みの自由研究にも最適ですね。
この記事ではカブトムシ・クワガタを採集する道具やポイントを紹介します。
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みんなの自由研究
昆虫採集に必要な持ち物
長袖・長ズボン
蒸し暑くてもやぶ蚊に刺されたり、樹で切ってしまったりするので長袖・長ズボンの格好が適しています。
またスズメバチなどは黒いものを敵と認識して攻撃してくることがあるため、黒色は避けましょう。スズメバチはモノクロで見ているので、白やオレンジなどがおすすめです。
軍手
怪我の防止や毒毛虫などにさわらないように必要です。
足が引っかかって捕まえやすくなるのもポイントでしょうか。
タオル
汗を拭きとる以外にも首に巻いて虫よけなど色んな活用ができます。
タオルも服装と同様に黒いものは避け、白いものがいいと思います。
懐中電灯
カブトムシやクワガタの活動は20時~22時ごろがもっとも活発。
夜間の雑木林などは相当暗くなり、子どもと一緒だと足を滑らせたりと危ないのでLED電球など光が遠くまで届くようなものがおすすめです。
プラスチックケースやパーツケース
採集した昆虫は1匹ずつ分けていれておかないとケンカをして死んでしまうことがあります。
下のようなパーツケースなどを購入してもっていくと採集にとっても便利です。
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虫よけスプレー・かゆみ止め
想像以上にやぶ蚊が多いです。気付くと全身刺されているなんてことも…。
虫よけスプレーをしていても刺されていることもあるので、かゆみ止めなんかもあるといいでしょう。
虫取り網
カブトムシやクワガタが高いところにいて取れないなんてことがないように虫取り網もあると便利です。
下のような伸縮できるものがあると持ち運びなどにも都合がよくおすすめです。
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ピンセットや掻き出し棒
カブトムシは主役と言わんばかりに樹に掴まっているので問題ないのですが、クワガタは樹の穴の中にいるためピンセットなどがあると便利です。
カブトムシ・クワガタの探し方
餌場を探してみよう
カブトムシやクワガタなどの甲虫は広葉樹の樹液に集まります。
クヌギやコナラが混じった雑木林ではたくさん見つけることができるでしょう。
他にも河川敷などに生えているヤナギも樹液が出るので、樹液をすするカブトムシ・クワガタをよく見かけますね。
夜に樹液が出ている樹を探すのは現実的ではないので、お昼に下見としてチェックする必要があります。
蝶や蜂が飛んでいれば追いかけてみると樹液に案内してくれるかもしれません。
(スズメバチには注意!)
光に集まる習性を利用しよう
樹液を出している樹がなかなか見つからないときは外灯に飛んでくる習性を利用して捕まえるのもいいでしょう。
自動販売機やコンビニの近くでは地面に落ちているカブトムシやクワガタを見かけることができます。
灯りの近くの茂みや電信柱、周囲の木などもチェックしてみましょう。
採集に行く日や時間帯は…。
採集時期は6月上旬から8月
カブトムシの個体数が増えるのは7月中旬~下旬。
クワガタは6月~と、クワガタの方が少し早く個体数が増えます。
どちらも夜行性で夜が最適ですが、昼も取れないわけではありません。
ケンカに弱いカブトムシなどは夜の樹液争いに負けて昼に樹液を飲みにきますし、ノコギリクワガタのように昼も活発に動く種類もいます。
下見の時にも採れる可能性があるので採集ケースは持ち歩いておくといいと思います。
風が弱く、蒸し暑く、新月などがポイント
カブトムシやクワガタは蒸し暑い日を好みます。
雨上がりの蒸し暑い晴れた日があればたくさん採集できると思います。
またカブトムシ、クワガタは月の明かりでも飛んでいきます。
そのため月の光が弱い新月~三日月の日が重なれば思った以上の収穫になるかもしれませんね。
まとめ
東京都内は都会というイメージが強く、カブトムシやクワガタなどの昆虫が少ないと思われがちですが都内23区内でも結構捕まえることができます。
旅行がてら出かけていくのもいいですが、お父さんと一緒に近くを散策しながら昆虫採集の思い出を作ってみてはどうでしょうか。