夏休みの宿題で難しいものに自由研究と読書感想文があります。
特に小学校低学年だとやり方や書き方などが分からないのでお手上げになってしまい、夏休みの最後まで残ってしまうことも。
親にとってもどう教えたらいいか分からなかったり、どれくらい教えたらいいか難しいです。
手伝いすぎれば、子どもが「自分の作品じゃないから先生に褒められても何も感じない。」「先生に、宿題は自分でやりましょう。と怒られた」ということになりかねません。
そこで読書感想文の教え方や書き方のポイントなどを紹介したいと思います。
どんな本を選んだらいいの?
子どもに選ばせるのが一番ですが、ページ数などあまりに短いと読書感想文に書く内容が少なくなってしまい、自分の言葉でまとめる必要が多くなりがちです。
30ページ前後の絵本くらいがいいようです。
ハッピーエンドで終わる絵本であれば、感想文が書きやすくなります。
読書メモや付箋を活用しよう!
読んでいる最中にすごく感動したり、面白いと思っていても読み終わった時にはその時の感情はなかなか思い出せません。
感動や面白いと思ったところが読書感想文のキモになるのでメモ帳や付箋でなぜそう思ったかを簡単にメモする癖をつけておくといいでしょう。
付箋を使う場合はあまりたくさん貼ると読み返すのが大変なので3~5枚くらいがいいと思います。
読書感想文の書き方と教え方
読書感想文は「はじめ」と「なか」と「おわり」があれば十分です。
お父さんお母さんもこっそり(?)絵本に目を通しておいたほうがいいかもしれませんね。
はじめには何を書く?
その本と出会ったきっかけを書くように教えてあげるといいでしょう。
「なんでその本を選んだの?」と子どもに質問してみるといいと思います。
またその本のおおまかなあらすじも書くといいようです。
「どんなお話だった?」と子どもからあらすじを引き出してあげましょう。
なかには何を書く?
ここが重要なポイントです。読書メモや付箋が活用できるでしょう。
「どの部分でどうしておもしろかったのか」を書きましょう。
どうして面白かったかを書くために家族や子どもの体験を絡めてあげられるように「そういえばこんなこともあったもんね~」とヒントをあげるのもいいかもしれませんね。
おわりには何を書く?
まとめの部分です。ここはその本を読んで自分自身にどう活かせるかを書くのがおすすめです。
ここは最後になるので子どもに任せてみるのもいいかもしれませんね。
書いたものは必ず読み直そう!
漢字の間違いや接続詞の多用(「~なので、~なので、~」など)、重複表現(頭痛が痛い、馬から落馬、車の自動車事故など)がないかをチェックします。
まずは子どもに確認してもらい、最後にお父さんお母さんでチェックするのがいいかもしれませんね。
まとめ
「やってみて、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」という山本五十六の名言にあるように、教え育てていくことはすごく大変です。
お父さんお母さんのチェック後には「すごくいい読書感想文だね。お父さんお母さんも読みたくなったから貸してほしいな」と褒めてあげることも大切です。
子どももすごく喜んでくれるでしょう。