千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは石川県羽咋市(はくいし)南部から約8kmの観光道路、海水浴場です。
国内唯一、一般自動車やバスで波打ち際を走れる砂浜として有名で、海岸を駐車場として使えるためゴールデンウィーク中には観光客や潮干狩りなどで賑わいます。
旅行口コミサイト、トリップアドバイザーが発表した「トラベラーズチョイス世界のベストビーチ2016」の日本国内ランキングでは、見事1位に輝きました。
潮干狩りの時期は、GW前後がシーズンとなりますが、日本海側では腰まで浸かっての貝拾いが中心で、天候によってはまだ海水も冷たいため注意が必要です。
それでは、基本情報やポイント、注意点など確認していきましょう。
基本情報
所在地: | 石川県羽咋市千里浜町 | |
---|---|---|
料金: | 無料 | |
施設: | トイレ | |
潮見表: | 干満の差が小さく、潮が引かないので確認の必要はないでしょう。 | |
アクセス: | 電車 | JR羽咋駅から徒歩15分 |
車 | のと里山海道 千里浜I.C | |
駐車場: | 海岸に駐車可能(無料) | |
採れる貝: | アサリ、ハマグリ | |
公式HP: | 石川県羽咋市HP | |
問合せ先: | 羽咋市観光協会 TEL:0767-22-5333 (平日のみ) |
特徴
千里浜なぎさドライブウェイは、石川県羽咋郡宝達志水町今浜(ほうだつしみずちょう いまはま)から同県羽咋市千里浜町に至る延長約8kmの観光道路、兼海水浴場です。
一般の自動車やバスが波打ち際を走ることができる道路は世界的にも珍しく、アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチ、千里浜なぎさドライブウェイの3か所だけと言われてます。
一般的な他の海岸の砂の大きさが約1mm~0.5mmに対して、千里浜海岸の砂は約0.25mmと非常にきめ細かいという特徴があります。その砂が海水を吸って舗装道路のように固くなり、一般の自動車や大型車が走行できるようになっているんですね。
ただし路肩に相当する部分ではしっかり固まっていないところもあるので、車の轍(わだち:車輪の跡)に沿って走る必要があるでしょう。
ポイント・注意点
千里浜海岸の潮干狩りにはいくつかルールがあります。
①3cm以下は採捕禁止です。
②大漁採捕は漁業権に抵触する場合があるため、注意。
③高波に注意。
太平洋側の潮干狩りと異なるポイント
天然の貝なので生息場所が移動するため、毎年確実に採れるというわけではないようです。
波打ち際で遊びのついでに貝も採れたらラッキーくらいに思っていた方がいいかもしれませんね。
潮干狩りのスタイルも異なり、地元の人たちは腰あたりまで海に入り、素足で探って採っています。いつもとは異なるスタイルで楽しみながら貝拾いをしてみるのはどうでしょうか
網と塩抜き用の海水を持ち帰るためのポリタンク、日焼け対策品、着替えなどが用意できればよさそうです。
高波に注意
高波の場合は千里浜なぎさドライブウェイへの進入規制がかかります。
危険なので海には入らないようにしましょう。
当日の通行規制の確認方法
- 石川みち情報ネットにアクセス。
- 左側サイドバーで検索区域を「羽咋土木事務所」に設定し、更新ボタンをクリック。
- 路線名「千里浜なぎさドライブウェイ」の表示があれば規制中、
表示がなければ規制されていません。
もしくは直接電話で確認も可能です。
- 石川県中能登土木総合事務所 羽咋土木事務所(TEL:0767-22-1225)
※当日の状況のみ回答可能。
千里浜ライブカメラ
千里浜ライブカメラで少し天候など確認されるのもいいかもしれませんね。
まとめ
潮干狩り場として運営されている海岸ではないため、採れる量はそんなに多くないかもしれませんが潮干狩り中心ではなくドライブや観光ついでに潮干狩りを楽しむのであればもっとも適した海岸の一つです。
国内唯一の車で走れる砂浜海岸、ぜひ一生に一度は訪れたいスポットです。