小学校、中学校の冬休みの宿題で、書初めをやらなければならなくなった、というご家庭も多いのではないでしょうか。
使い慣れた習字筆は巨大な字を書くには適していませんから、新たに書初め用の筆を購入することもあるかと思います。
今回は、書初め用の筆の選び方、習字のお手本サイトを紹介します。
書初めとは?いつやる?
書初めとは新年に初めて毛筆で書や絵をかく行事です。
通常は1月2日に行われます。
元は旧暦の1月2日に行われていましたが、新暦に変わった今でも変わりません。
書初めで書いたものを左義長と呼ばれる火祭りで燃やすと、煙に乗って年神様が天上に帰っていくと伝えられています。その炎が高く上がると、字がうまくなるんだそうです。
書初めに使われる筆は?
まず、書初めによく使われているのが『ダルマ筆』です。
筆の形状にはストレート型とダルマ型があって、学校のお習字で購入するのはたいていがストレート型です。
ダルマ型は毛の付け根が太くなっているタイプのものを言って、軸を細くするためにそういう形状をしているんだそうです。
次に、『穂(毛)先の長さ』は書体によって選びましょう。
穂先の長さが軸の2倍~3倍のものを短峰、軸の4.5倍~6倍のものを長峰、中間の長さを中峰といいます。
穂先が短いものほど、硬い字を書くのに適しています。
小学校では、大抵が楷書を書くでしょうから、短峰~中峰を選びましょう。
小学生、中学生の冬休みの宿題に、書初め用の習字セットがお手頃価格で販売されているので、こういったものを購入してもいいかもしれません。
筆にこだわったお得な書初めセット!八ッ切判用 書初め 4点セット 6号筆
購入する際は紙のサイズに気を付けて下さい。
書初めには八つ切りか半切がよく使われますが、学校から指定されたものを購入しましょう。
購入したばかりの筆は、糊で固めてあることがあります。
使用前に水かぬるま湯で糊を取り、根本まで優しくほぐしてから使ってください。
お習字のお手本が欲しい
上記の習字ペンサイトでは、字のお手本を無料で手に入ることができます。
2016年にぴったりな『さる』のお手本もあります。
Wordが使えるパソコン環境ならば、筆文字フォントを使って好きな文字を入力し、印刷するのもお手本にいいです。
収録されているのは教育漢字1006字に限られますが、
無料の白舟極太楷書教漢というフォントが、お手本に最適です。