飛鳥山公園は、徳川吉宗が享保の改革の一環として整備・造成を行った公園として知られています。当時、庶民が安心して花見ができる場所を求め飛鳥山に桜や楓を植栽し行楽地として整備したこの公園は、その後明治6年には上野・芝・浅草・深川と共に日本最初の公園に指定されました。
現在、飛鳥山公園内には世界でも有数の紙専門の博物館である「紙の博物館」や北区の郷土資料を展示する「北区飛鳥山博物館」、この地に本邸を構えていた実業家渋沢栄一に関する資料を展示している「渋沢史料館」といった3つの博物館があります。
都内でも屈指の桜の名所として知られる飛鳥山公園ですが、紅葉の名所として語られることはあまりないようです。
飛鳥山公園の紅葉
数は多くないですが、園内には楓の樹が点在しており常緑樹に囲まれていると赤々とした紅葉がより鮮やかに見えます。
点在しているが故に場所によって全く異なる風景の中で輝く楓の紅葉は一本一本が存在感を放つ独特な紅葉の景観を生み出しています。
楓以外でも飛鳥山公園内ではケヤキが日差しの向き次第で美しい姿を見せる他、イチョウの木も黄金に輝きます。
飛鳥山公園の紅葉の見頃
飛鳥山公園の紅葉の見頃は10月下旬~11月中旬と予想されています。
食欲の秋とも言いますが散策の後ランチで一息付く場合、飛鳥山公園中央部の「児童エリア」の線路側に「さくら亭」という名の軽食、甘味の店があります。
北区飛鳥山博物館内にも軽食喫茶の店がありますが、メニューはあくまでも「軽食」のようです。王子駅周辺へ行けば飲食店は多く、食事の場所には困りませんが、桜の季節の休日には公園と周辺はたいへんな人出で賑わい、食事の場所にも困ってしまいかねない。
飛鳥山公園のライトアップ
飛鳥山公園では紅葉の時期のライトアップの予定はありません。
一方で春の飛鳥山公園では3月下旬~4月上旬に夜桜のライトアップが
例年行われています。約650本の桜の樹のライトアップを眺めに行ってみては
如何でしょうか。
飛鳥山公園のアクセス
名称 :飛鳥山公園
休業日 :12月29日~1月3日
場所 :東京都北区王子1-1-3
時間 :24時間
料金 :無料
駐車場 :あり 21台 200円/30分
アクセス :・JR京浜東北線 王子駅中央口か南口下車
・都電荒川線 飛鳥山下車
・北区コミュニティバス【Kバス】王子・駒込ルート[8][20]
飛鳥山公園下車
売店 :あり
トイレ :あり 8箇所
問い合わせ :03-3908-9275