明治神宮外苑は、明治天皇崩御後にその業績を後世までに残すため建設が計画され、全国からの寄付金とボランティアにより、明治天皇大喪儀に際し葬場殿の儀が行われた青山練兵場跡地に建設された洋風庭園です。
代々木にある明治神宮(内苑)に対して外苑と呼び、明治神宮が神社建築を基調としているのに対して外苑は洋風が基調となっています。
建設時には体力向上や心身の鍛錬を目的とした場所や、文化芸術の発信拠点とするべく聖徳記念絵画館を中心として、明治記念館や運動場、野球場などの施設が整備されました。
明治神宮外苑の入り口にもなっている青山通りから聖徳記念絵画館を見ると、いちょう並木が丁度聖徳記念絵画館が中心になるように沿って植えられています。これは、遠近法を用いて実際の距離より絵画館が遠方にあるかのように見えるようになっており、まるで騙し絵のような風景は一見の価値があります。
明治神宮外苑の紅葉
青山通りから聖徳記念絵画館に向かって続く約300mのいちょう並木は、黄葉すると146本のいちょうが黄金色に染まった幻想的なトンネルを作り出します。東京都でも有名なこのいちょう並木は東京都の秋の風物詩と呼べるでしょう。
また、いちょう並木は落葉すると黄金の絨毯のように見え、その風景にも趣があります。
2018神宮外苑 いちょう祭り
2018年11月16日(金)~12月2日(日) 17日間
10:00~20:00(雨天決行/荒天中止)
明治神宮外苑の紅葉の見頃
明治神宮外苑の紅葉の見頃は11月下旬~12月上旬となっています。
見頃の時期と重なる毎年11月中旬から12月上旬まで明治神宮外苑では「いちょう祭り」が開催されます。「いちょう祭り」期間中はいちょう並木噴水公園付近に模擬店や産地直送の野菜・果物、特産物・名産物の販売コーナーが出店され、土日には軟式野球場で大道芸が行われます。
紅葉の時期の散策ついでに祭りを楽しんでみては如何でしょうか。
明治神宮外苑のライトアップ
明治神宮外苑では、紅葉の時期のライトアップは予定されていません。
24時間開放されている明治神宮外苑ですが、食欲の秋ということもあり
紅葉狩りの後にはちょっとした食事を楽しみたくなることもあるでしょう。
そんな時にはいちょう並木周辺にあるレストランがお勧めです。いちょう並木の
入り口付近からレストランが3軒あり、散策の途中そのまま立ち寄る際に
便利です。
明治神宮外苑のアクセス
名称 | 明治神宮外苑 |
休業日 | 無休 |
場所 | 東京都新宿区霞ケ丘町1-1 |
時間 | 24時間 |
料金 | 入苑無料 |
駐車場 | あり 約400台 普通車1550円/1日 ※一泊駐車(23:00以降翌日出庫) 7,200円 |
アクセス | 電車利用 JR中央・総武線 「信濃町駅」「千駄ヶ谷駅」 東京メトロ銀座線 「外苑前駅」「青山一丁目駅」 東京メトロ半蔵門線 「青山一丁目駅」 都営大江戸線 「国立競技場駅」「青山一丁目駅」 車利用 |
売店 | あり |
トイレ | あり |
問い合わせ | TEL 03-3401-0312 (明治神宮外苑総務部) |