小学生の自由研究も高学年ともなれば、
簡単な工作などでは満足できなくなってきます。
しかし、手先が不器用なお子さんだと
難しい工作などをさせると危なっかしくて
つい親が手を出してしまいそうになります。
子供1人で安心して任せられる自由研究ならば
観察がおすすめです。
アサガオやひまわりなどを栽培して
生育を観察するのが人気です。
しかし、うまく育つとは限りませんし、
観察記録として、芽が出ませんでしたでは
残念な自由研究になります。
その点、天体の観測はおすすめです。
曇りの日もありますので、流星群の観測などは
失敗する可能性がありますが、月の満ち欠けならば
失敗する心配はありません。
関連リンク
みんなの自由研究
月の満ち欠けと海の満ち干き
月は1か月で全く見えない新月から丸い新月を
経てまた新月へと形を変えていきます。
教科書などではおなじみですが、
実際に観察してみると新しい発見があるかも知れません。
新月から三日目だと三日月(みかづき)と呼ばれますが、
明るい部分は右でしょうか、左でしょうか。
明るい部分がだんだんと増えていきますがどのような形でなっているのでしょうか。
日付と日時、月の形、観察場所などを記録していきましょう。
海が近くにあれば、浪打ぎわの線も記録しておけば
月の形と海の満ち干きの関係も分かります。
月は形によって呼び名があります。
「新月」
月の明るい部分が見えないとき
「三日月」
新月から三日目の細い月
「上弦の月」
新月から7日目の月、ほぼ半円状に明るい部分が見える。
「満月」
新月から15日目の月、十五夜の月、明るい部分が丸く見える。
「下弦の月」
新月から23日目の月、ほぼ半円状に明るい部分が見える。上弦の月とは反対側の半円になる。
参考サイト
まとめ
月の満ち欠けは知識としては知っていても
実際に観察することはあまりありません。
昔の日本では月の満ち欠けによって日付が決まる太陰暦を使用していたので
実際の生活と結びついていたはずです。
現在の日本では太陽暦を使用しているので、月の満ち欠けと日付は
関連していません。
夏休みは長期間、月の満ち欠けを観測するには
いい機会です。
実際に自分の目で見れば新しい発見がありますし、
教科書の知識と自分の生活のつながりも実感できるでしょう。