正式名称は曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)。門跡とは寺格を表していて、貴族や皇族が住職である寺院のことです。尊い身分の方が住職を務められていたからか書院や茶室や花の間があり、他の寺院とは趣きをことにしています。桂離宮の創りと共通点が多く日本独自の建築様式を楽しむことができます。
5月には書院のまわりでつつじが咲き、秋には書院から眺める庭園もすばらしく、紅葉は鮮やかな赤です。秋の行事として御抹茶接待や夜間拝観があります。夜間拝観では紅葉がライトアップされます。光に照らされた紅葉は見事で幻想的な雰囲気をかもし出します。
見ごろは10月上旬~12月上旬です。
京都の秋 曼殊院門跡 紅葉 Mansyuin at autumn season in Kyoto
近畿三十六不動尊巡礼(リンク)
昭和54年に宗派に関係なく不動尊信仰の立場から、古寺顕彰会が開設した霊場です。
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の36箇所の寺院のお不動さまを巡礼します。曼殊院はその17番目の霊場寺院となっています。御朱印をいただきながら巡礼する方もおられるようで、お願いすれば近畿三十六不動尊巡礼の御朱印もいただけます。「黄不動」と書いていただけます。
幽霊
曼殊院門跡には有名な幽霊の掛け軸があります。1つは髪の長い老女、もう1つは若い女性の幽霊です。写真を撮影した人に差し障りな事が訪れるということで撮影禁止になっています。掛け軸を見て気分が悪くなる人もいるようで、申し出るとお経をあげて下さるそうです。
曼殊院門跡アクセス情報
名称 : | 曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき) | ||
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住所 : | 京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42 | ||
期間 : | 無休 | ||
夜間拝観:11月 | |||
時間 : | 9~17時(受付は~16時30分) | ||
夜間拝観:日没~20時(受付~19時30分) | |||
駐車場 : | あり/50台/拝観時のみ無料/拝観時以外有料 | ||
交通アクセス : | 叡山電鉄修学院駅→徒歩20分 | ||
問い合わせ先 : | 075-781-5010 | ||
料金 : | 大人600円/高校生500円/小中学生400円 | ||
その他 : | 御抹茶接待:抹茶800円、コーヒー800円 | ||
車椅子による見学:可(介護者2名以上必要) | |||
公式web : | http://www.manshuinmonzeki.jp/index.html |
当ブログおすすめのランチ
曼殊院門跡の近くには食事のできる店は「弁天茶屋」くらいしかありません。
紅葉のシーズンには大変な混雑になるので修学院駅周辺で食べたほうが無難です。
駅の近くにあるラーナ・グロッソはイタリアンの店です。おしゃれなお店なので女性には大人気です。シェフ特製ミートソースなどはいかがでしょうか。
良心的な値段でお昼をいただけます。デザートも充実しています。
ラーナ・グロッソ:
TEL: 050-5788-6238