自宅のWiFiにパスワードを設定していなかったり、友達が家に来た時にパスワードを教えてしまう方は、意外とよくいらっしゃいますよね。また、家庭内でも、お子さんにパスワードを教えておくと思わぬトラブルに繋がることもあるんです。
ご自宅にWifiにパスワードを設定しない危険性をご紹介します。
Wifiとは
日本の街中の電柱には、電気を運ぶ役割だけでなく、ネット回線を運ぶ役割もあります。このネット回線を電柱から自宅に引き、そこから無線ルーターにつなげて、無線でPCやスマホをネットに繋げるのがWifiです。家庭内で有線でネットに繋げると、配線を家の中に張り巡らせたり、端末の数だけコードが必要になったりしますが、Wifiだとその必要はなくなります。
ただし、ルーターが電波を飛ばす範囲は十数メートル程度あります。自宅から離れるとそのWifiには繋げなくなりますし、逆に家の敷地から出てすぐのところやお隣の家でも、電波が届いていれば接続できます。
ですから、勝手に使われないためにもきちんとパスワードを設定する必要があるのです。
他人に使われると何が問題なの?
自分の家がお金を払っている回線にタダ乗りされているのは、これだけでも問題ですが、ただ腹が立つというだけでは済みません。
回線が込み合って通信が遅くなったり、契約をしている自分が犯罪者にされてしまったりする可能性があるのです。自分の情報を盗まれる危険性もあります。
他の人がアクセスして回線が遅くなるのは想像がつくと思うのですが、どうしてタダ乗りされている被害者が捕まるのか?と思われるでしょう。実は、パスワードをかけていないと、自分の家の回線が犯罪行為に使われる危険があり、その結果、犯人に間違えられてしまうことがあるのです。
また、Wifiを通じてメールの内容やクレジットカードの情報を盗み取ったり、勝手に端末にアクセスして情報を盗んだり犯罪行為に利用したりすることもできるのです。
パスワードは必ず設定し、誰にも教えないようにする
犯罪に巻き込まれる可能性を排除するためにも、パスワードは必ず初期設定から変更し、誰にも教えないようにしましょう。
また、子どもは悪気なく近所の子とゲームをするためにWifiのパスワードを教えてしまったりして、それがトラブルに繋がることも多々あります。ある程度の年齢になるまでは親が子どもの端末のWifi設定をするようにし、パスワードを子どもに教えないようにしましょう。