60歳を過ぎて、子育ても終わり、定年退職を迎えた人は、自由時間と睡眠時間が大幅に増えます。
生き生きとした生活を送るためにも、余った時間で新しいことに挑戦しようという高齢者は多いと思います。新しく始めるのにおすすめの趣味と、おすすめのポイントをご紹介します。
おすすめの習い事
将棋・囲碁
教室が多くの地域にあり、サークルなどのコミュニティーにも参加しやすいため、おすすめの趣味です。また、ルールを覚えたり手順を考えたりと頭を使うことが多いので、認知症の予防にもなります。
合気道
高齢者でも始められる武道です。まだある程度体力のある方は、挑戦してみてはいかがでしょうか?高齢から初めて有段者になる方もいらっしゃいます。
書道
一番習いやすく実用性も高い趣味です。資格取得も比較的簡単かと思います。
ピアノ
子どもの習い事として人気が高いイメージですが、高齢で始める方もいらっしゃいます。「大人 ピアノ教室」と、自分の住んでいる県名や地域の名前を入れて検索し、教室を探してみましょう。
料理
料理はほとんど一生必要になる技能です。仕事をしていたときは配偶者任せにしていたという方には特におすすめしたいです。料理ができればいつもの生活が少し違うものになることは間違いありません。
習いにいかなくても、毎日レシピ本やクックパッドを見ながら、1食必ず作るようにするだけでも上達します。
珈琲
UCCの珈琲講座は高齢の方におすすめです。講座で珈琲を学ばれて自分のお店を持つ方もいらっしゃいます。
通信講座で学ぶ
趣味というより実用面が強いほうがいいという方は、資格取得を目指すと良いでしょう。取得した資格が再就職に繋がる場合もあります。
習い事にかかるお金は受講料だけではない
ここで紹介した趣味は、受講料以外にかかるお金はそんなにありません。しかし、多くの趣味では受講料以外にもお金がかかります。
例えば、茶道や華道、日本舞踊などの日本文化は、現在までも家元制度が保たれているため、家元に入れるお金がかなりかかります。一生続けていくには家一軒分程度かかるとみていいかもしれません。ただし、公民館などで団体授業をしておられる先生のところだとそんなにかからないこともあります。習い始める前に、かかるお金について先生に聞いておくとよいでしょう。
また、社交ダンスやフラメンコなども、発表会や衣装代でお金がかかります。注意しましょう。
家族や周りの人に心配をかけない
無理なボランティアサークル参加や、登山などは、配偶者や親戚を心配させてしまうことになります。また、あまりに入れ込み過ぎてお金を多額に使うような趣味は家計を圧迫するため好ましくありません。
災害ボランティアとして行った先では力仕事が多く、高齢者にできることがなかったり、宗教に入れ込み過ぎるあまり親戚を勧誘しようとして孤立してしまったりといったことはよくあります。
まとめ
いつから初めても遅すぎることはありませんし、年齢や性別でしりごみする必要はありません。やりたいことと、それができる場所を見つけて、新しいことに挑戦してみてください。